お話を伺ったのは
熊本労災看護専門学校
全国に9つある、労災病院併設の看護学校の1つ。1年生の5月に全国の労災病院へ就職が決まるため、3年生では実習と国家試験対策に集中できることや、各種奨学金制度が充実している点が特徴。2015年以降、8年連続看護師国家試験合格率100%を誇る。
教務長
吉村明希子先生
専任教員
宮岡久美子先生
看護学生(3年生)
宮田さん、西田さん
宮岡先生
「カスタマーサクセス看護」導入前は、最終学年の4月ごろから国試対策として問題集を切り貼りして問題セットを作り、毎日学生に配布していました。作成・配布する手間だけでなく、毎日40枚印刷する費用もかかっていたのが悩みでした。
吉村先生
提出させていたのは学生自身が採点した点数のみだったため、どの問題を間違えたかはわからず……。学生の苦手分野や復習状況までは把握できていませんでした。
宮岡先生
その点、「カスタマーサクセス看護」では、毎日自動で問題配信ができ、学生の進捗や得点率、苦手分野をまとめて把握きます。これがあれば抱えていた課題をすべて解決できるのではと考え、導入を決めました。
宮岡先生
本校では、全学年で「カスタマーサクセス看護」を導入しています。国試で問われる問題の多くは1、2年生の学習範囲から出題されますし、実習を行ううえでも解剖生理や疾病など低学年での知識は必要不可欠です。そのため1、2年生のうちから学習習慣を身に付け、知識を固めておくことが大切だと考えています。「カスタマーサクセス看護」活用法としては、実習の班や領域別にサブグループ※を作成し、実習前の事前学習や事後の振り返りとして問題を配信しています。
※サブグループ:実習グループや成績別で任意にグループ化できる機能。
吉村先生
導入後に全学年でアンケートを取ったところ、95%以上の学生が、「カスタマーサクセス看護の活用は国家試験対策として効果的だと思う」もしくは「まあまあ効果的だと思う」と回答していました。また、3年生からは「スキマ時間に繰り返し学習できるのがいい」、低学年では「何を勉強すべきかわからなかったが、配信問題を通してこれを勉強すればいいとわかった」という意見がみられ、学生へ浸透していることを実感できました。
宮岡先生
「カスタマーサクセス看護」のいいところは、学生も自分の立ち位置がわかるところです。周りを見て「私ちょっと遅れてるな」「みんなこの辺がんばってるな」と感じるようです。私たちも「得点率が上がってきたね」「がんばってね」と「メッセージ機能」を通じて学生を鼓舞しています。私自身、国試対策担当になり5年目ですが、「教員が必死になれば、学生は必ず応えてくれる」という気持ちで毎年奮闘しています。
吉村先生
学生たちはなんと言っても『レビューブック』が大好きです。「カスタマーサクセス看護」で過去問を解いて『レビューブック』で確認したり、模試の復習を書き込んだりしています。『レビューブック』はポイントが簡潔にまとまっていて押さえやすいので、効果的に学習できるのだなと感じています。
宮岡先生
デジタル系が苦手な教員も少なくない環境で、最初は操作に不安もありました。しかし、メディックメディアの担当者に電話やWeb面談で教えてもらえたり、教員同士で助け合ったりしながら利用してきました。学習をオンライン化できたことで、今では紙で出力する機会はほとんどなくなりました。紙を管理・共有するのは大変ですし、学生も紙資料はなくすけれどスマホはなくさないです。特に学生数の多い学校に適していると思います。
吉村先生
他社サービスと比較して、トライアル期間が長かったのも魅力的でした。また各問題の解説がわかりやすく、イラストや動画が豊富で学生にとっても親切なので、ほかの学校でも大いに活用できるのではと感じています。
宮田さん
何よりスマホ1つで取り組めるのが便利でした。私はよくお風呂に浸かりながら問題を解いていたのですが、それが勉強の習慣化に繋がったと感じています。「10分テスト」は2周しましたが、1周目は63%だった正答率が2周目で79%と明らかに上がり、勉強の成果が出たのが嬉しかったです。
西田さん
私は、休日に親と車で出かけるときの助手席や、実習の休み時間に黙々と解くことが多かったです。「10分テスト」1周目で『なぜ?どうして?』を読んでから解くようにしたところ、点数が良くなり、根拠からの理解が大事だと身にしみて思いました。
宮田さん
「10分テスト」ではクラス全員の進捗が見られるため、周りと比べて進んでいると嬉しく、そうでないと早くやらなきゃと焦ります。また、「メッセージ機能」で先生から「問題が溜まってますよ」と通知が来ると余計に刺激になりました。
西田さん
「あの子はもう1周終わったらしいよ」と噂が回ってくることもあり、そういう人に限って得点がいいんです。私は1周目に正解したにもかかわらず2周目で間違えてしまった問題があったのが悔しく、そこを重点的に復習しました。
宮田さん
昔から計算問題が苦手だったのですが、「個別サクセス※」でアドバイスシートを頂いたので、それを使って解き方や例題をきちんと勉強しました。あれほど苦手だったにもかかわらず次の模試では「結構簡単だな」と感じ、勉強へのモチベーションも上がりました。
※個別サクセス:「カスタマーサクセス看護」契約校限定のサービスです。「メディックメディア模試」の受験・採点後、弊社分析部で要学習支援者を抽出し、模試の復習状況や『なぜ?どうして?』「10分テスト」進捗率などを分析します。その結果を基に、契約校の先生と要学習支援者の学習状況や特徴などについて、ご相談します。後日、学生一人ひとりの特性に合った学習コンテンツをカスタマイズした「アドバイスシート」を作成し、お渡しいたします。
西田さん
最初は「回数を重ねれば自然と頭に入ってくる」と思い込んでいたのですが、それだと類題を解けないことに気付きました。国試では毎年似たような問題が出るので、過去問に取り組む際は何周するかだけでなく、解説をきちんと読んで理解するよう心がけてください。
宮田さん
正直面倒だなと思うこともあるかもしれません。そんなときは5分でもいいので一旦開いてやる気が続くところまで読み、続きは寝る前に取り組むなど工夫してみてください。「カスタマーサクセス看護」での学習経験は必ず役に立つと思います。
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