お話を伺ったのは
神奈川県立衛生看護
専門学校
県内で唯一の助産師学科をもつ専門学校。2021年度から「カスタマーサクセス看護」を導入し、2022年度からは電子テキスト・タブレットを活用したICT教育に力を入れている。各学年に国試対策担当教員を配置した学年横断的な教育体制を構築し、第113回看護師国試では合格率100%を達成。
(2023年インタビュー当時)
3年生担当
川上敦子先生(副科長)
2年生担当
高橋佑介先生
1年生担当
所秀也先生
川上先生
本校では2021年度から「カスタマーサクセス看護」を導入していましたが、2023年度からは各学年に国試対策担当教員を配置し、3人でチームとなって情報共有をしながら学校全体で取り組む体制を構築しました。メディックメディアからの提案に沿ってサービスを活用することで時間を有効活用でき、国試に向けた作戦を練ることができたと感じています。
高橋先生
学生に対して問題配信を行うサービスは色々ありますが、なかでも「カスタマーサクセス看護」は機能が豊富なことが特徴です。「問題検索&テスト作成機能」では、検索条件に正答率を細かく設定できたり、選択肢が編集できたりと、カスタマイズできるのが画期的だと感じています。
また、「メディックメディア模試」を受験すると、模試の成績や復習状況も合わせて分析ができることも魅力のひとつです。全国偏差値などのデータを閲覧できるだけでなく、日頃の学習と模試の結果を「学生成績」で照らし合わせて確認することができるので、使いやすいなと感じています。
これほどの機能があるにも関わらず、1年目は無料でトライアルできるというので、「試しに使ってみましょう」と、他の教員にも提案しやすかったです。
川上先生
国試対策のポイントは「落としてはいけない問題を落とさないようにすること」というのが今たどりついている答えです。そのため学生には、問題の正答率を重視するように伝えています。「カスタマーサクセス看護」の教員画面では、各学生の「10分テスト」の進捗率・正答率が確認できますが、本校では個人情報を隠した状態でこの画面を印刷して学生に見せ、自分の立ち位置を予想してもらい、自分の状況を客観的に理解するように促しています。
高橋先生
「カスタマーサクセス看護」では学生の「10分テスト」解答時間が秒単位で集計されていて、教員画面で確認できるというのも徹底しているなと感じます。演習の進捗率が高くても、きちんと取り組んでおらず、答えを覚えて数秒で完了している学生もいるので、そうした学生をあぶり出してきちんと理解できているのか確認できます。学生にも、教員は演習時間も確認していると伝えて、緊張感をもって演習してもらうようにしています。
また、定期試験が少なくなる3年生では特に、「10分テスト」や模試の成績、復習状況がわかる「カスタマーサクセス看護」のデータはクラス分けの材料としても活用できます。本校の国試対策は「カスタマーサクセス看護」無くしては成り立ちません。
川上先生
こうした機能の使い方や正答率の目標値などについてもメディックメディアの担当者が丁寧に教えてくれたので、活用できるようになりました。「カスタマーサクセス看護」では分析データがわかりやすく示されていて、学生がゲーム感覚で自分の状況を理解できるので、ICTならではの良さを実感しています。
川上先生
また、必要な知識をインプットするためのコンテンツにはスマホでも読める「なぜ?どうして?」がありますが、文章を読むこと自体が難しいと感じる学生もいるので動画コンテンツ※もあるのが非常にありがたいです。
高橋先生
動画コンテンツは授業でも活用しました。「ネコかん」では、私が1時間半くらいかけて説明した内容がわかりやすくコンパクトにまとまっているのを見て、衝撃を受けました。
今後は解剖生理をテーマとした動画「描いて覚える解剖生理」についても、低学年の授業で活用していきたいです。
※メディックメディア注
「カスタマーサクセス看護 契約校 限定講義動画」についてはこちらの動画をご覧ください。
所先生
1年生は、まだ国試向けの学習段階ではないので、「10分テスト」の問題をそのまま出題しても難しくて学生が落ち込んでしまうことがあると思います。そのため、正答率の高い問題の中から「この問題なら解けるだろう」という問題をさらに絞り込んで「先生のテスト※」として出題しています。
また、振り返りをする学習習慣を身につけることが重要なので、正答率の低かった学生に対しては、きちんと復習をさせる方法を考えています。「カスタマーサクセス看護」で「先生のテスト」として作成した問題を印刷し、授業中に配布して、100点を取るまで帰れないという方式で、繰り返し復習と演習を促しています。
※先生のテスト:教員が第93回〜最新の看護師国家試験から自由に問題を検索してテストを作成し、学生に配信できる機能。
高橋先生
2年生には「10分テスト」を活用しています。「10分テスト」は国試に出題される全範囲を網羅しているので、その中からすでに学習済みのセットをピックアップして出題しています。また、メディックメディア模試の結果や復習状況も合わせて確認することができるので、2年生では必修模試から受験して活用しています。
川上先生
今年は既卒生の受験生もいましたが、「カスタマーサクセス看護」を利用して一緒に「10分テスト」を解いたり、「メッセージ機能」で個別のメッセージを送ったりすることで繋がりを保ちながらサポートすることができました。既卒生は学校に来る機会が無くなってしまいますが、学内にいなくても仲間がいると感じられる機能なので、卒業後のサポートまでできて良かったです。
「メッセージ機能」は、学習があまり進んでいない3年生に対しても活用しています。学生ごとの特性に合わせてどの教員からどんなメッセージを送ると良いかをチームで話し合い、1日3回に分けて複数の教員からメッセージを送ることもあります。こうした教員同士の連携がしやすいのもICTならではです。
川上先生
「カスタマーサクセス看護」は低学年から継続した支援を行うためのツールとして活用できるので、お値段以上の価値があります。導入しているからこそ得られるメディックメディアからの新しい情報や、昨年度の反省をふまえ、今後も学生の役に立つように活用していきます。
所先生
国試対策に関わるようになって2年目でしたが、「カスタマーサクセス看護」を導入していたので取り組みやすかったです。また、細かい活用方法についてメディックメディアに相談するとすぐに応じていただけて、非常に助けられました。まだ使っていない学校にも是非使っていただきたいです。
高橋先生
どんな教材であっても、私達が使えないと意味がありません。他のサービスを導入中の学校では、活用しようと思ってもうまくいっていない状況の方もいらっしゃるのではないかと思います。「カスタマーサクセス看護」にはメディックメディアの担当者が使い方を丁寧に説明してくれる手厚いサポートがあるので、使いながら私達自身も成長していけるという良さがあります。これからも学生とともに私も成長していきます。
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