お話を伺ったのは
神奈川工科大学
健康医療科学部看護学科
2015年に看護学部看護学科を設立。2020年に臨床工学科、管理栄養学科と統合し健康医療科学部に名称変更。工学系大学の強みを活かした授業や情報リテラシー教育も重視しており、4年の間には研究活動も行う。2020年度に「カスタマーサクセス看護」を導入。
濵邉冨美子
教授(小児看護学)
水谷郷美
講師(基礎看護学)
濵邉先生
新型コロナウイルスのまん延によって、本校でも遠隔授業への速やかな切り替えが必要になり、本来であれば対面授業で得られていた学生との繋がりをどう維持していくか、という点が課題になりました。
水谷先生
以前から学習管理システムは利用していたのですが、『なぜ?どうして?』を読めたり、国試の過去問を活用できたりと「カスタマーサクセス看護」は看護学生向けのコンテンツが充実しているうえに、(教員が)学生の進捗や成績を管理できることが導入の決め手になりました。
導入当初は利用方法など不安もありましたが、なんといってもメディックメディアからのサポートが手厚いのが嬉しいポイントでした。教員だけでなく学生に対してもレクチャーをしてもらいましたし、困ったときには問い合わせフォームも利用できるのが心強いです。
濵邉先生
国試対策を進めるにあたり、勉強の仕方自体がわからない、という学生は少なくありません。「カスタマーサクセス看護」は、小項目単位で『なぜ?どうして?』を読み、国試過去問から作られている「10分テスト」を解くという具体的な道筋を示してくれていて、学生が迷うことはありません。通学中などのスキマ時間でもスマホひとつで活用できる手軽さと相まって、効率的な学習を提供できるようになりました。
水谷先生
従来は、使用している問題集や参考書が学生により異なるため、同じ尺度で個々の学習進捗をチェックすることが難しかったのですが、今は、「カスタマーサクセス看護」というひとつのプラットフォームで学生の進捗をまとめて可視化できるようになりました。
濵邉先生
課題を出して期限までに提出させる方法と比較し、学生がどこまで解き進めているのかを逐一確認でき、それをほかの教員と共有することもできます。そのうえ、問題の正答率から学生の苦手も具体的にわかり、一人ひとりに対して確固たる根拠をもって指導できるようになりました。
水谷先生
具体的には、本校では後期に学生を集めて集中的に勉強をさせる学習会を開催しているのですが、そこでは学生それぞれの「10分テスト」の進捗に合わせた学習目標を立てさせ、学習を進めさせています。そうすることで学年全体の状況を把握したうえで個人に適した指導を行えるようになりました。
また、ゼミでの少人数指導でも「カスタマーサクセス看護」を活用しています。今までは国試対策用の問題集をコピーして渡していたのですが、一人ひとりの弱点に合わせて、過去の国試から抽出した問題をオンライン出題しています。学生が自身で得意・不得意を分析できない場合でも、教員が手軽にサポートできるのを魅力に感じています。
水谷先生
本学では、学生全員に『レビューブック』を購入させています。そのため、「10分テスト」や「先生のテスト」で解いた問題がわからない・自信がない場合には、『レビューブック』で記載を探し、正答の関連知識や誤肢の解説から得たプラスアルファの知識を紙面に書き込んでいく方法を推奨しています。そうすると関連知識も含めて定着を図ることができるんです。
水谷先生
WEB解答速報サービスの「ネコナースの合格予報 for School」が使えるのも本当にありがたかったです。以前は国試後に登校日を設けて一斉に自己採点を促していました。しかし、「合格予報 for School」を使えば、学生は使い慣れたサービス上で入力ができますし、教員としてもオンラインですぐに確認・情報共有ができるのが便利でした。
「カスタマーサクセス看護」を活用し110回国試を受験した学生に行った満足度調査では、約8割が「高評価」と回答しました。「毎日コツコツ学習することの大切さがわかった」「10分テストをしっかり行えば、国試に合格できるという実感が持てた」「後輩たちよ、有無をいわず、カスタマーサクセス看護を使い倒せ!」などのコメントがあり、学生たちが効果を実感していることがわかります。
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