採用校の声

お話を伺ったのは

秋田しらかみ看護学院

秋田県能代市に位置する、3年課程・各学年40名の専門学校。長年国家試験対策に携わる先生方による、洗練された指導法で多くの合格者を輩出。2020年よりカスタマーサクセス看護を導入しており、直近114回では惜しくもひとり不合格で合格率96.4パーセント。『レビューブック』を指定図書とし(2年生で購入)、校内で独自の「マイ・レビューブック大賞」を実施するほどに活用度が高い。

  • 柴田 守先生

  • 加藤 夏生先生

  • 情報はインタビュー実施時点(2024年10月)

写真左から、加藤先生、柴田先生

問題演習を自走できる10分テスト機能をフル活用

柴田先生

柴田先生

カスタマーサクセス看護搭載機能の10分テストは国試合格に必要な問題群(約2,000問)ということで、本校では1年間の間に3周するよう周回設定して、学生の知識の定着を図っています。
学生が問題演習するにあたっては、決められた周回期間の中で演習率100%を目指して取り組んでもらうことが重要と考えています。
これを実現するため、学生を6つのグループ(実習班と同じ構成)に分け、それぞれのグループ内に国試対策委員となる学生を1人おいて、各期間のなかでどの科目からどのようなスパンで演習を進めていくか、演習計画を立ててもらっています。そして委員が全体の進捗を把握し、適宜進捗が遅い学生に声かけを行って、全体のペースが大きく乱れないようにしています。
また、各グループで立てる演習計画は、実習でいつどの領域をまわるかをふまえて立案されているため、効果的な学習につなげることもできるのです。
そして各周回期間での演習を終えたあと、グループ内でその演習計画を振り返り、「ちょうどよいペースだった」「無謀だった」など、自分たちの演習計画を評価できるような仕組みをつくっています。

加藤先生

加藤先生

グループでの主体的な学習は、10分テストのみにとどまりません。実習・授業がない期間に入ると、グループ内で「どんな国試対策がしたいか」を自分たちで話し合い、補強すべきポイントや適性に応じて、模試の復習や動画閲覧などを導入していきます。教員も確認はしますが、あくまでも学生たちが主体的に学習方法や内容、スケジュールを考えられるようにかかわりをもっています。
この仕組みにおけるキーパーソンは、当然グループ内の国試対策委員です。メンバーへの定期的な声かけや学習のフォローなど、「プチ教員」のような役割であることもあり、その学生のキャラクターがかなり重要になります。だからこそ、委員の選定に教員は関与せず、グループ内で自主的に決めてもらっています。

柴田先生

柴田先生

こうした取り組みはグループダイナミックスを生み、より学習効果を高めることに寄与していると感じています。結果、2024年度はほぼ全員が10分テスト×3周の周回において、演習率100%を達成することができました。

10分テスト × PICK UP問題で効果的な学習を促進
加藤先生

加藤先生

10分テストのほか、特に活用しているものにPICK UP問題があります。PICK UP問題は、いわば「まだ各学生に不足している知識が集積された問題群」です。
本来は、日々10分テストで過去問演習を進め、並行してPICK UP問題で不正解だった問題や苦手な問題に取り組むことで、着実に学習効果を上げることができるため、10分テスト×PICK UP問題を両輪で実践していけるよう推進しています。
ただ、学生によっては10分テスト以上の対策を行う余裕がなかったり、「蓄積された際に一気に解きたい」といった要望もあったりするため、10分テストほど強度はもたせず、時折声かけをするに留めています。
このように、カスタマーサクセス看護では学生の進捗がパッと見てわかるため、学生の問題演習の状況をふまえて、適切な対応が取りやすい環境となっています。

※PICK UP問題:「10分テスト」や「先生のテスト」だけでなく、「メディックメディア模試」の問題も含めて、過去に間違えた問題やブックマークした問題を絞り込んで解きなおしができる機能。

動画コンテンツでスムーズな理解につなげる
加藤先生

加藤先生

「レビューブック解説動画」および「問題解説動画」の視聴は、メディックメディアの回しものかのように(笑)、かなり学生に勧めています。昨年から10分テストの項目や各問題に動画ボタンが設置されたことで、動画への遷移がしやすくなり、学生の活用度アップを実感しています。特に2年生には「問題演習と動画視聴は1セットである」と伝えていることもあり、学習動線に動画が組み込まれている状況となりました。もし演習してわからない部分があっても、その後動画を見ることで即時的に疑問を解決できるので、スムーズな理解に役立っていると考えています。

※レビューブック解説動画:『レビューブック』のテーマ単位で、内容を解説した動画。解剖生理の基礎から、実習・臨床で活用できる治療・看護の知識までしっかりと解説。
※問題解説動画:10分テストの各問題に対応した、3分以内の短い解説動画。まず問題を解く→解説動画でインプット→最後にもう一度問題にチャレンジ、という流れでインプットとアウトプットがセットででき、知識が定着しやすい。

カスタマーサクセス看護を、「総力戦」の追い風に
柴田先生

柴田先生

2023年度末に実施した学生アンケートでは、「カスタマーサクセス看護の10分テストに効果はあったか」という質問に対し、37名全員が「はい」と回答しました。具体的には「スマホで簡単にスキマ時間に学習でき、また解ける問題も多かったため」という意見が多くみられました。ほか、「確実に点数アップに寄与した」という実感を伴った声も多く聞かれ、高い満足度を実感しています。
一方で教員については、「学生の学習状況が可視化できる」など、メリットを感じている者もいる一方で、多忙ゆえになかなか効果を実感できていない者もいます。
そのような状況だからこそコミュニケーションを大切にすべく、職員会議といった教員の共通の場で、情報共有・交換を行っています。
その結果、状況は着実に変わりつつあり、かつては国試対策への協力を仰いでもNGとなることが多かったのですが、今ではそんなことはほとんどなく、一丸となって取り組めている実感があります。事務スタッフ含め、総力戦でやっていくことで本校は効果を出していけるものと思っています。

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